March 2017
Intermediate to advanced
352 pages
9h 3m
Japanese
Content preview from Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス
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6
章 サーバーのプロビジョニングのパターン
な部分について考えるためのモデルを説明する。これらは、プロビジョニングと構成/設定のさまざま
なパターンを説明するときの基礎として使っていくので、この章だけではなく、あとの章でも触れるこ
とになる。
6.1
サーバーのプロビジョニング
サーバーのプロビジョニングに典型的に含まれるタスクは、ハードウェアの確保、サーバーインスタ
ンスの作成、ディスクのパーティショニング、オペレーティングシステムのロード、ソフトウェアのイ
ンストール、サーバーの各部の構成 /設定、ネットワークのセットアップ、サーバーを完全に使える状
態にするために必要なサービス（たとえば DNS）へのサーバーの登録などである。
サーバーのプロビジョニングは、サーバーのライフサイクルのさまざまなポイントで行われる。新し
い物理サーバーや仮想マシンインスタンスを作るときにすべてを行うことができ、それがもっとも単純
な形だが、プロビジョニングの一部の作業はあらかじめ行っておいた方が効率的な場合がある。たと
えば、サーバーテンプレートイメージには、プロビジョニングの一部を保存できる。それを使えば、複
数のサーバーを作ることができる。新しいサーバーを作るたびに同じソフトウェアパッケージをインス
トールしなくても、1 度にまとめてインストールすることができる。その方が新サーバーを早く作れる
し、サーバーの統一性を保つために効果がある。
また、プロビジョニングは新サーバーだけに行われるものではない。既存のサーバーのロー ...