Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス

1.2

 

Infrastructure as Code

とは何か

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1.2

　

Infrastructure as Code

とは何か

Infrastructure as Codeは、ソフトウェア開発のプラクティスをインフラのオートメーションに活か

すアプローチだ。システムのプロビジョニングと構成 /設定、及びその変更において、統一的で反復可

能なルーチンに重きを置く。変更は定義になり、徹底的な検証を含む無人プロセスを通じてシステム

にロールアウトされる。

この考え方は、現代のツールセットなら、インフラをまるでソフトウェアとデータのように扱えるとい

うことを前提としている。こう考えることによって、VCS（Version Control Systems：バージョン管理

システム）、自動テストライブラリ、デプロイのオーケストレーションといったソフトウェア開発ツール

をインフラの管理に応用することができる。TDD（Test-Driven Development： テ ス ト 駆 動 開 発 ）、 CI

（Continuous Integration：継続的インテグレーション）、CD（Continuous Delivery：継続的デリバリー）

といった開発手法への道も開ける。

Infrastructure as Codeは、その需要がもっとも高い環境で成功を収めてきた。Amazon、Netflix、

Google、Facebook、Etsyといった企業にとって、ITシステムは単にビジネスクリティカルなだけでは

なく、ビジネ ...