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章 インフラストラクチャの変更管理パイプライン
パイプラインの有効性の計測:リードタイム
システムのパフォーマンスを上げようというときの出発点は、いつも既存のパフォーマンス
のレベルを計測することである。変更管理パイプラインのパフォーマンスのもっとも効果的な
計測方法は、リードタイムだ。リードタイムとは、変更が必要だと判断してから、本番システ
ムでその変更が実際に使われるまでの時間のことである。
リードタイムの開始時は、変更管理プロセスの最初の瞬間を反映した早いタイミングにする
ことが大切である。パイプラインをトリガリングする変更のコミットがリードタイムの開始時
であってはならない。パイプラインは変更管理プロセスの一部に過ぎないのであって、パイプ
ラインにかかる時間だけを計測するのでは、手抜きになる
*
。
たとえば、ほかのコンポーネントとの矛盾のために変更がパイプラインのなかでよく失敗す
る場合、
1
度にコミットしてパイプラインに流せる変更をひとつに絞ることを強制するという
方法がある。こうすれば、非常に高速に実行されるようにパイプラインの実装をチューニング
できる。しかし、パイプラインへのコミットを待つ変更のバックログが山のように積み上がる
かもしれない。変更を必要とするユーザーの立場から見れば、パイプラインが
99%
の確率で
5
分以内に完了したとしても、変更がパイプラインで処理されるまで
1
週間以上もかかるのなら
無意味だろう。
だからと言って、パイプライン自体のエンドツーエンドの実行時間を計測することが重要で ...