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いかがでしょうか? 私はこの話が大好きです。だって、考えて
みてください。マイケルは香水にまったく興味がありませんでした。
それどころか、買い物すらしたことがないくらいの人です。そんな
人が香水を、しかも、その香りを一度も嗅ぐことなく、購買行動と
いう高い壁を軽々と飛び越えてしまったのです。これがストーリー
の力です。
店員の立場になると、「希少な成分を配合しています」「パッケー
ジが素敵です」など、ついスペックの部分に焦点を当てて説明をし
がちです。でも、それでは人は動きません。人は感情で動き、論理
で正当化します。これには例外がなく、高額な買い物である不動産
でさえ、最後は衝動買いとされています。人は心が動くと、よくわ
からなくても行動を起こすのです。
さらに、ストーリーの力はこれだけではありません。ストーリー
は熱狂的なファンをつくります。
実際に、私はエイト&ボブの社員ではありませんし、一円ももらっ
ていません。それにもかかわらず、研修やコンサルティングを通じ
てこの話を何百回としゃべっています。毎回、一生懸命に心を込め
て。とても精力的な営業パーソンです。
優れたストーリーは、人に話したくてたまらなくなるのです。共
有したいという衝動を抑えきれず、その結果、世の中に大勢のイン
フルエンサーが生み出されます。いわゆる「バズる」のはこれが理
由です。伝えたいことがあるなら、それにまつわる感動的なストー
リーを語りましょう。