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瞬時につかむ 12 個のアプローチ
〜興味の壁を越える「3 秒」の世界〜
章第
2
人は自分が損をしていることに気づいていません。あなたも他人
から指摘されてはじめて「え?」と焦りを感じた経験があると思い
ます。つまり、話し手が聞き手の抱えている問題について言及しな
い限り、聞き手は危機感が足りないため、真剣に話を聞こうとしな
いのです。
話を聞いてほしいなら「このまま何もしないのはもったいないこ
と」「この状態を放置したら酷い目にあう恐れがあること」を認識
してもらう必要があります。言い換えれば、聞き手が気づいていな
い問題に気づかせることは、話し手の重要な役割です。
身近な例を挙げると、TV ショッピングでは、「こんな問題はあり
ませんか?」「このようなことでお困りではありませんか?」という
問いかけからスタートしています。視聴者はその問題に気づいてい
ないため、最初にこのフレーズを入れることでそれに気づかせてい
るのです。
なお、私は商品やサービスのプロモーションをおこなうとき、自
分が問題を抱えていることについて、「気づいている人」より「気づ
いていない人」に注力するほうがいいと考えています。
なぜなら、前者が対象の場合、必然的にライバルは多くなり、顧
客を奪い合ったり、最終的には価格の競争に陥ったりします。
一方、後者では、市場規模の拡大につながるため、ライバルたち
が争っている中、自分だけは新規顧客とじっくり向き合うことがで