
104
すると、問題と理想のギャップが広がり、聞き手の感情は大きく
揺さぶられます。その結果、「教えてください」「お願いします」と
言われるようになるのです。
優れたプレゼンターとは、エンターテイナーです。エキサイティ
ングな展開をつくり、聞き手をハラハラドキドキさせましょう。
急アクセル、急ブレーキ、急ハンドルなど、「急」な運転動作は
大変危険です。危ないことには本能的に注意が向きます。
この生理現象を利用して、プレゼンテーションでは急な変化をつ
けると注目を集めることができます。
スピードに緩急をつけたり、ボリュームに大小をつけたり、リズ
ムに抑揚をつけたり、ジェスチャーにメリハリをつけたりするのは、
極めて有効です。
そして、この変化とは、まさしく【ギャップ】のことを意味して
います。人はギャップに惹きつけられるのです。
裏を返せば「ギャップがないとつまらない」ということです。
間がない話は「間抜け」と言われます。オチのない話がおもしろ
くないのは、フリとオチの振れ幅がないからです。
テレビを観ていると、食レポが上手い人は、食べてすぐに「うま!」
とは言いません。「そんなにうまいわけないやん…………………、
うま!」と話の内容、テンポ、表情に至るまで、必ずギャップをつ
くります。
プレゼンテーションにおいても同様、大事なポイントを伝えると