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瞬時につかむ 12 個のアプローチ
〜興味の壁を越える「3秒」の世界〜
章第
2
に、「ない」と言われたら次に打つ手がなくなってしまいます。
一方、「◯◯については、もう十分ですよね?」と言われたら、
相手はどう思うでしょうか? たいていは持ち上げられると「いや
いや、そんなことはないですよ」と謙遜します(しない場合はそこ
にニーズがない)。
それを受けて「そうなのですか? 具体的にはどんなところが不
十分だと感じているのですか?」と聞き返すと「実は……」と自発
的に話してくれるようになります(コンサルタント業界では
「褒め
出し」
と呼ばれ、相手のニーズを聞き出すためのテクニックとされる)。
人は自分を褒めてくれる人にはなかなか逆らうことができず、そ
の人が言うことなら素直に聞く気になります。
ただし、見えすいたお世辞を言ったり、口先だけの褒め言葉でお
だてたりするのはやめましょう。本書の原則は、目の前の人と真摯
に向き合っている場合に限り有効です。小手先の社交術ではなく、
人前に立つべき人のあり方を述べているのです。
私たちは、多くの能力を使いこなすことができず、宝の持ち腐れ
になっています。その能力は、批判されるとしぼみ、称賛されると
開花します。お互いを信じて、励まし合う文化を築きましょう。
重ねて言いますが、プレゼンテーションの目的は人を動かすこと
です。以下に、行動を起こすための勇気を与える基本動作として、
4 つの【ポジティブ受信】をご紹介します。