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強力に鷲づかみする 5 個のアプローチ
〜信頼の壁を越える「3 分」の世界〜
章第
3
私の顧問先の保険会社では、セールストークのロールプレイング
研修をおこなっていますが、売れない営業パーソンは自社商品のみ
を勧める傾向があります。これでは相手に売り込み感を与えるため、
成約は難しいでしょう。
「もしかしたら他にもっと良い商品があるかもしれない」「今決め
てしまうと損をするかもしれない」と自己防衛本能がマイナスに働き、
相手は決定を回避してしまうのです。
一方、売れる営業パーソンは競合を含めて全体像を示します。
たとえば「日本に生命保険会社はいくつあるかって、ご存知です
か? 全部で 41 社です。その中でどの会社のどの商品が自分に合っ
ているのかわかりますか?」というように、業界全体を俯瞰しなが
ら話を進めます。
そのうえで「あなたに最も適切なのが弊社の商品です」と伝えると、
「これこそが自分のための商品だ」「他の商品を選んでしまうと損を
するかもしれない」と自己防衛本能がプラスに働き、その場で成約
が決まるのです。相手は売り込み感を感じるどころか、「たくさんの
選択肢の中から自分に合うものを選んでくれた」「自分の問題を解決
してくれた」と感謝の気持ちを抱きます。
保険相談窓口が日本中に普及したのは、保険に関する商品がたく
さんありすぎて選べないという人に対して、自分に合う商品を提案
してくれるというビジネスモデルが極めて優秀であり、上記のトー
クが自然におこなわれるため、商品が売れたからです。 ...