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瞬時につかむ 12 個のアプローチ
〜興味の壁を越える「3 秒」の世界〜
章第
2
これまで「人は他人の話に興味がない」とお伝えしましたが、そ
れでは、いったい何に興味があるのでしょうか?
その答えは、「自分のこと」です。自分の未来がどれだけ良くな
るのか、私たちはそのこと以外について一切興味がありません。
したがって、その話がいかに「自分に関係がある」と思わせるか
が勝負です。
私がプレゼンテーションの審査員やコンサルティングをおこなう
とき、その良し悪しを判断する基準として、冒頭で「誰向け」とい
うメッセージが発信されているか、さらには、そのメッセージが強
めに発信されているかということを必ず見ています。
もしそれがなければ全然ダメ。その時点で相手は話を聞いていな
いからです。それどころか、そのまま話を続ければ、それは単なる
売り込みの行為になります。
話の対象が自分ではない他の誰かなのか、あるいは、自分や自分
のような人なのか。この違いが関心と無関心を左右するのです。
実際に私が大学でこの項目について講義をしているとき、「そこ
の眼鏡の人、聞いていますか?」と言った瞬間、眼鏡をかけている
人だけが一斉にグワッと顔を上げました。
人は「自分に関係がある」と思ったら、つい反応してしまうのです。