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プレゼンテーションの世界では、しばしば「中学生にもわかる言
葉で伝えなさい」という風説があります。中学生にもわかる言葉なら、
多くの人が理解しやすいからです。
しかしながら、「専門用語を使ってはいけない」と決めつけてし
まうのは早計です。
たとえば、自分のことをその業界の専門家と認識している人が対
象の場合、平易な言葉ばかりが並んでいると、イライラさせたり、
レベルが低いと思われたりしかねません。むしろ、そのようなとき
は、専門用語を取り入れたほうが話は早いでしょう。
さらに、このことは言葉遣いだけにとどまりません。先ほどの私
が独立初年度に開催していたセミナーのサムネイル画像を例にする
と、ターゲットである「売ることや教えることが職業の人たち」とは、
いわゆる「意識が高い系」のビジネスパーソンです。
彼らは普段からビジネス書を好んで手にとり、自己研鑽に励んで
いる傾向があります。そのため、それらの本の表紙に使われている
色やフォントを大いに参考にしました。
タイトルもベストセラー書籍『人は見た目が9割』(竹内一郎著、
新潮社)を意識しています(有名なフレーズをもじる
「本歌取り」と
いう手法)。
日頃から身近にあるもののテイストに寄せることで、相手は親近
感が湧き、申し込みに対する心的ストレスが軽減されるのです。
相手が普段どんな言葉を使い、どんなメディアに触れているのか
など、徹底的に相手目線になって、相手の言葉でメッセージを紡ぎ