8.2 エコシステムは一夜にしてならず
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ますます浸透しつつあることを考慮すると、マルチデバイス向けの設計を行わな
いこともすでにコストとなっています(このコストは多くのデバイスがこの領域に
参加するにしたがって増える一方でしょう)。さらに言えば、効果的なマルチデバ
イス体験を設計して、変わりゆくユーザーのコンテキストやタスクフローにうま
く適応することで、インパクトとイノベーション、そして成功をもたらす可能性
が高まるのです。
8.2 エコシステムは一夜にしてならず
いつだって忘れないでほしい。すべて 1 匹のねずみから始まったというこ
とを。
ウォルト・ディズニー、1957
ここまでデザインや開発における重大な課題が確かに存在することを考察して
きました。しかし、これらの課題を克服することで、その苦労を上回るチャンス
を手にすることができます。
組織に関する課題と開発に関する課題、どちらも乗り越えるためには時間と学
習が必要です。私たちはひとつながりの世界を作り上げる最初の一歩を踏み出し
たにすぎず、まだまだ多くの探検を繰り返さなければなりません。現時点では、
誰も未来がどのようになるかはわかりません。しかし、エコシステム製品をデザ
インおよび構築するための新しいアプローチを試すことで、未来に対する備えを
始めることはできます。
素晴らしいものを1日で作り上げる必要はありません。大きなスケールで考え、
壮大なマルチデバイスのストーリーを計画することができるでしょうし、そうす
べきです。人々のコンテキストがどのように変わっていくかを考え、その中であ
なたがうまく利用できそうなスイートスポットを特定することこそが重要です。
そういうわけで、最初の一歩から完全に成熟したエコシステムを立