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3章 連続性のデザイン
3.1 連続性のデザインとは何か
連続性のデザインでは、ユーザーが複数のコンテキストの中を進んでいくよう
な状況を扱います。その中ではユーザーが目的の情報を得られるまで、もしくは
したかった作業が終わるまで、デバイスが他のデバイスへ「バトンを渡して」いき
ます(図3-1を参照)。
図3-1 連続性のデザインアプローチでは、一連のユーザー体験が複数のデバイスに分散しな
がら提供される。この「バトンを渡す」アプローチでは、1つ前のデバイスで中断された地点か
ら次のデバイスでの体験がスタートする。
連続性のデザインで扱う体験の種類は、大きく2つあります。
単一作業フロー
本を読んだり、映画を見たり、文章を書いたりといった単一の作業は、
完了するのにある程度の時間がかかるのが普通です。そのためこうした
作業は、いくつかのコンテキストにまたがって行われます(例えばコイ
ンランドリー、空港、コーヒーショップの待ち行列など)。またそうした
複数のコンテキストでは、異なるデバイスを使い(例えばコインランド
リーでは iPad、空港ではノート PC、コーヒーショップの列ではiPhone
など)、前のデバイスで中断した体験を、別のデバイス上で再開する可能
性があります。ですから例えば、日曜日に自宅のタブレットで「白鯨」を
読み始めたら、次の章は病院の待合室で待っている間にスマートフォン
で読んでいるかもしれないのです。