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2章 一貫性のデザイン
2.1.1 一貫性のある体験を最適化する
これらの違いを見てくると、ある1つの体験についてのデザインを単にそのま
ま取ってきてほかのデバイスにあてはめるのは無理だということがはっきりしま
す。デバイスごとに、機能的および視覚的な最適化を行う必要があるでしょう。
以降、最適化を考える際の3つの側面について説明します。
2.1.2 レイアウトへの最適化
レイアウトへの最適化とは、デバイスごとに異なるスクリーンサイズや解像度、
スクリーンの向きに合わせてレイアウトを変えたり、UIの要素を調整したりする
ことです(図2-3参照)。先に見た通り、具体的にはスクリーンに合わせたグリッ
ド、画像サイズ、ボタンサイズ、フォントサイズ、余白や整列といった属性の調
整を行います。
図2-3 Philip Houseのサイトデザインは異なるスクリーンのサイズや向きによって変化する
(http://mediaqueri.es より)。
スクリーンサイズについて言えば、そのサイズの小ささからスマートフォンが
最も大きな制約を受けます。この制約はデザインの柔軟性を制限する要因となり
ますが、また同時に大きな利点もあります。制約があることによって、最も重要
なコンテンツや行動をデザインし、ユーザー体験の中核となる部分を磨き上げる
という作業に集中せざるを得なくなるからです。それだけでなく、便利で使いや
すく、魅力的な体験を作り上げるためのツールが制約のせいでどんどん使えな