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8章 課題の姿を変える
変化に合わせてジャケットを変えるメリットについて説明するために、私たちは
よく靴を履き替えるときは、ジャケットも着替えてくださいという言い方をして
いました。よく考えてみると、どこに行くのにも我慢して同じ靴を使うことはで
きるはずです。費用対効果を考慮すると、これはほとんどの場合、機能的にも実
用的にもメリットがありそうです。しかしそれでもなお、私たちが靴をたくさん
(たくさん)買い、頻繁に履き替えるのは、靴を特定のコンテキストに合わせたい
からです。靴を履き替えるのは他にも、より細かな機能上の理由(冬のブーツや、
ランニング時のスポーツシューズなど)だったり、ファッション性を考慮する時
(服やアクセサリーとのマッチングや、流行に合わせるなど)だったり、特別なイ
ベント(結婚式など)の場合などがあります。
moduの最も魅力的だと思った(今でも思っている)点は、(幸運にもそこで知り
合えた素晴らしい人々を別にすれば)コンテキスト主導という、先見性のある考え
方そのものであり、それはソフトウェア面、ハードウェア面のどちらにおいても
貫かれていました。モジュール的な手法でモバイル体験を人々のニーズに合わせ、
ユーザーとの接点ごとに体験を簡素化することで、より広い範囲にわたるエコシ
ステムのストーリーを提供する、という考え方に私は最初から魅了されていまし
た。そういったエコシステムを構築する際に私たちが直面した最も大きなマルチ
デバイスデザインの課題は、エコシステム全体にわたる一貫性と、各デバイスで
得られる体験の最適化との間の絶妙なバランスを見つけることでした。
2007年以来、多くのことが変わりました。私たちは複数のデバイスを所有して
いますし、豊かに