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5章 統合的なデザインアプローチ
それでは 3C フレームワークの基本的な理解があることを前提に、ここではさら
に一歩踏み込んだ話をしましょう。前の3つの章では、3 つのデザインアプローチ
(一貫性のデザイン、連続性のデザイン、補完性のデザイン)を独立したものとし
て考えてきました。この章では、これらのアプローチがさまざまな形で統合され、
連携する様子を見てみましょう。マルチデバイス体験のデザインを開始する際に、
常に3つのデザインアプローチを用いる必要はありません。3 つのデザインアプ
ローチは、ユーザーが最良の体験を得るために利用可能な基本部品なのです。各
デザインアプローチは、デバイス間の関係やタスクフローをそれぞれ個別に定義
します。そして、それらがより大きなエコシステムの中で一体となることで、人々
のゴール達成をさまざまなコンテキスト下で支援できるのです。
例えば3 章で見たように、Amazon Kindle や Google ドライブのように単一の
作業をデバイス間で連続して行う体験は、一貫性のアプローチと連続性のアプ
ローチの組み合わせであると言えます。これらの製品は、どこからでもすべての
コンテンツへアクセスできるという体験をユーザーに提供すると同時に、デバイ
スをまたいだ読書や編集を連続的にサポートしています。また4 章では、Xbox
SmartGlassのセカンドスクリーン体験において、一連の流れの中でお互いに制御
し、連携し合うデバイスの関係に