
フルフィルメントの事業貢献
フルフィルメントの事業への貢献の仕方は、
「
コ スト へ の 貢 献
」
と
「
マーケ
テ
ィングへの貢献
」
の二つに大別されます。
コストへ の 貢 献
フルフィルメント領域は、コストの議論と切り離すことはできません。 特に、
昨今課題とな
っている、日本の人口減少による労働力不足や燃料輸入コスト
の増加などを考えると、人件費、設備費、燃料費、賃料、光熱費などのフ
ルフ
ィルメントに関わるコストは、ますます高騰することが見込まれます。加え
て、この領域のコストは事業規模拡大に比例して増えることが多く、事業が
大きくなればなるほど負担も増え続け、悩みの種となりやすいのです。
フルフ
ィルメントの工夫によるコスト貢献の形として、
・店舗受取を活用し、配送費を抑制する
・AI等の技術を用いて、必要人員を削減する
・大容量品や複数商品のセットを提供し、配送回数を減らす
などが 考えられます。
• Column •
フルフィルメントを意識した商品づくり
近年、「常温で保存できるシャーベット」が、お中元商戦で話題となりま
した。 これもまた、フルフィルメントのコスト貢献を想定したアイデアと
言えます。
食品ECビジネスにおいて、冷凍保管やクール便を使用するには大変
なコストがかかります。冷凍保管・クール便配送なしでお中元商戦に乗り
出すための武器として、「常温で保存できる」というアイデアが生み出さ
れたのではないか?と推測しています。
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