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4
章
Matplotlib
による可視化
てプロット関数が定義されます。このスタイルを使用して先の図を再作成するには、次の手順を実
行します(図 4-4)。
In[10]: # First create a grid of plots
最初にプロットのグリッドを作成する
# ax will be an array of two Axes objects ax
は、
2
つの座標軸オブジェクトの配列
fig, ax = plt.subplots(2)
# Call plot() method on the appropriate object
オブジェクトの
plot()
メソッドをコールする
ax[0].plot(x, np.sin(x))
ax[1].plot(x, np.cos(x));
図4-4 オブジェクト指向スタイルのインターフェースを用いた複数グラフ
より単純なプロットでは、使用するスタイルの選択は単に好みの問題ですが、プロットが複雑
になるにつれてオブジェクト指向のアプローチが必要になります。この章では、問題に応じて
MATLAB
スタイルとオブジェクト指向インターフェースの便利な方を使います。ほとんどの場合、
その違いは
plt.plot()
を
ax.plot()
に変更する程度の小さなものですが、次の節で説明するように
いくつかの問題点もあります。
4.3
単純な線グラフ
y
=
f
(
x
)
の可視化が、おそらくあらゆるプロットの中で最も単純なものです。こうした簡単なプ
ロットを作成する方法を、まず見てみましょう。後続の節でも行うように、必要なパッケージのイ ...