
CHAPTER 2
結論
デザイナーの重要な責務は、自身が作り出したインターフェースによって人間の
能力や体験を引き出すことであって、邪魔したり抑え込んだりすることではない。
モバイルインターフェースでは、画面の中でタッチできる範囲が限られている上に、
指はマウスよりも正確に押しづらいため、とりわけフィッツの法則が重要になる。
ユーザーがインタラクティブ要素を簡単に選択できるようにするために、十分な大
きさによって見やすく、正確にタップやクリックができるようにし、隣り合うアク
ションと十分な間隔をとることで誤操作を防ぎ、インターフェース内で選択しやす
い場所に置く、ということが重要である。
●コンテクスチュアル・インタビュー
いまからやることと、求めていることの説明をしたら、コンテクスチュアル・イ
ンタビューに進もう。協力者にはしごとの最中も観察し続けること、気になるこ
とがあったら口を挟み込むかもしれないことを伝えておく。もし中断されたくな
いときはそう言ってほしいとも伝えておく。
インタビューが始まったら、見て学ぶ、必要なら話し合う、という流れに従うこと。
さらに詳しく明らかにしたいことが出てきたら、協力者のしごとを止めてでも話
し合い、しっかりと観察して学ぶこと。質問は自由回答にする。協力者がその行
動をとった理由の詳細を語り漏らさないようにするためだ。基本的な流れと、そ
の中で使われているリソースに焦点を当てて観察しよう。正常系と異常系につい
て話し合い、タスクとワークフローについての解釈をユーザーに確認し修正して ...