
概要
デザインは、ものがどのように見えるかだけでなくどのように機能するかに関係
する。だからといって、良いデザインが魅力的になれないわけでは決してない。事
実、見た目が美しいデザインはユーザビリティに影響を与える。ポジティブな感情
的反応を生み出すとともに認知能力を拡張しユーザビリティが良いと感じやすくす
ることで、より信頼性を高めることができるのだ。つまり、見た目が美しいデザイ
ンは脳のポジティブな反応を引き出し、いかにもよく機能しているように見せる
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。
美的ユーザビリティ効果と呼ばれる現象だ。わたしたちははじめて目にするものが
あると、自動的な認知処理によって美しいかどうかを直感的かつ瞬間的に判断する。
これはデジタルインターフェースでも同様で、第一印象が重要なのだ。
本章ではこの原則の起源をたどりながら、見た目の美しさに基づいて脳がどのよ
うにして情報を変換しているかを学び、美的ユーザビリティ効果を利用している例
美的ユーザビリティ効果
Aesthetic-Usability Eect
7
CHAPTER
見た目が美しいデザインはより使いやすいと感じられる。
見た目が美しいデザインは、人の脳にポジティブな反応をもたらし、実際の場
面でもよく機能すると受け取られる。
プロダクトやサービスの見た目が美しければ、人は些細なユーザビリティの問
題に対してより寛容になる。
見た目が美しいデザインはユーザビリティの問題を覆い隠し、ユーザビリティ
テスト中に課題を発見しにくくしてしまうこともある。
ポイント