
ヒックの法則は、ストリーミングサービス上での作品選びにも見られる。改善前
の
Netix
では、番組や映画を選ぶのに平均
18
分もかかっていた。目の前にある選
択肢の多さに優柔不断になり、腰砕けになってしまうのだ。そこで
Netix
は、「ト
レンド」「
Netix
で人気の作品」など、「社会的証明」を利用したリコメンド機能を
導入することで選択肢に優劣をつけた
[図 4-6]
。
図4-6 社会的証明を利用したNetflixの「トレンド」「Netflixで人気の作品」セクション。
出典:Netflix、2023年
事例で見てきたように、選択肢の数は、意思決定にかかる時間に決定的な影響を
及ぼす。ユーザーが求める情報を見つけられるようにしたいなら、特に重要になっ
てくる。項目が多すぎたり、さらにそれらの差が曖昧であったりすると、過大な認
知負荷がかかるだろう。逆に選択肢が少なすぎれば、逆に選択肢が少なすぎても、
どの項目が探している情報に一番近いのかを識別するのはなおさら難しくなる。情
報設計のなされ方に対するユーザーの期待を見極める有効な手法の1つ に 、「 カード
ソート」がある。情報設計の分野で使われる便利な手法で、メンタルモデルに従っ
た項目整理の仕方を見つけるのに最適だ。やり方は簡単で、ただ参加者に、複数の
トピックを自分にとって意味のあるグループに整理してもらうだけだ
[図4-7]
。
カードソート
テクニック
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