
概要
「マジカルナンバー
7
」で有名なミラーの法則は聞いたことがあるだろう。だが、
あなたの理解はおそらく正しくない。この経験則はしばしば誤解されており、「ナ
ビゲーションの項目数は
7
つ以下に制限しなければならない」というように、デザ
イン上の意思決定を正当化するためによく引き合いに出される。もちろん、ユー
ザーに提示する選択肢の数を制限することに価値はあるが
(第
4
章を参照)
、ミラーの
法則をそのような教えとして理解するのは間違っている。この章では、ミラーの「マ
ジカルナンバー
7
」の起源と、ミラーの法則が
UX
デザイナーに提供する真の価値を
探ってみよう。
ミラーの法則
Millar’s Law
3
CHAPTER
普通の人が短期記憶に保持できるのは、7(±2)個まで。
コンテンツを小さなチャンク
(かたまり)
に分けることで、ユーザーがその情報を
扱い、理解し、記憶しやすくできる。
短期記憶の容量は、個々人が持っている知識や状況、文脈によって大きく幅が
あることを覚えておこう。
「マジカルナンバー7」の数字に惑わされて無用なデザイン制約を作ってはいけ
ない。
ポイント
054