
CHAPTER 10
*2 原注:Mihály Csíkszentmihályi, Flow: The Psychology of Optimal Experience (New York: Harper & Row, 1990).
*3 原注:Joshua Gold and Joseph Ciorciari, “A Review on the Role of the Neuroscience of Flow States in the Modern
World,” Behavioral Sciences 10, no. 9 (2020): 137, https://doi.org/10.3390/bs10090137
フローとは、ある活動をしている人が、活力に満ちて集中し、完全に没頭し、さ
らにその過程を楽しんでいる精神状態を指す。1970年に心理学者のミハイ・チクセ
ントミハイによって提唱され、様々な分野で広く言及されており、特に作業療法の
分野でよく知られている。一方で、この概念は何千年もの間、別の名前で存在して
きたという主張もある
*2
。
フローとは、タスクの難易度と熟練度がつり合っているときに起こる状態のこと
だ。フローは、現在への没入と集中であり、完全にコントロールできているという
感覚と結びついていることが特徴だ。例えば、難しすぎるタスクはいらだちにつな
がり、簡単すぎるタスクは退屈につながる。適切なバランスを見つけるには、課題
をユーザーのスキルに合わせる必要がある。ユーザ