
概要
アプリケーションやプロセスが抱える複雑性による負荷は、誰が負うべきなのだ
ろうか。ユーザー、もしくはデザイナーや開発者だろうか。これはユーザーインター
フェースデザインの、もっと広くいえば、人と技術の関わりについての基本的な問
いかけである。デザイナーの使命は、関わるプロダクトやサービスを利用する人々
のために複雑性を減らすことだ。しかし、どんなプロセスにも固有の複雑性という
ものがあり、これ以上減らせずどこかにしわ寄せするしかなくなるときが必ずやっ
てくる。つまり、ユーザーインターフェースが複雑になるか、デザイナーやエンジ
ニアの仕事が複雑になるか、のどちらかである。
テスラーの法則
Tesler’s Law
9
CHAPTER
どんなシステムにも、それ以上減らすことのできない複雑さがある。複雑性
保存の法則ともいう。
どんなプロセスも、その核となる部分にはデザインの工夫をもってしても取り
除くことのできない複雑性を抱えている。この複雑性による負荷を負うのは、
システムかユーザーだ。
この固有の複雑性をデザインと開発の過程でどうにかしながら、できる限り
ユーザーの負荷を減らそう。
ユーザーが合理的に行動するとは限らない。理想的なユーザーを前提にせず、
現実に即したプロダクトやサービスを設計しよう。
ガイダンスは、その時その場で使える形にして、どのような使い方をされても
助けになるように工夫しよう(例:必要な情報をさっと表示するツールチップ)。
ポイント
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