
CHAPTER 8
が目標を達成できるよう支援しながら、インターフェースの中でどこに注目するか
を管理することである。視覚的な強調はユーザーの注意を引き、ゴールへと導くた
めに利用できる。一方で強調するポイントが多すぎると、互いに競合して必要な情
報を見つけにくくなってしまう。色、形、サイズ、位置、動きなどはユーザーの注
意を引くための要素であり、インターフェースを設計する際にはこれらを慎重に考
慮する必要がある。
起源
フォン・レストルフ効果は、ドイツの精神科医・小児科医のヘドウィグ・フォン・
レストルフにちなんで名付けられた。彼女は
1933
年の研究において、同じ分類に
属する項目のリストを渡された被験者が、他と明確に異なる項目を最もよく記憶し
ていることを発見し、孤立効果の概念を用いて説明した
*2
。つまり、他の項目から
視覚的または概念的に孤立した項目は記憶に残りやすいのである。孤立効果が記憶
に与える影響について調べたのは彼女が最初ではなかったが、のちに孤立効果は
フォン・レストルフの名前と示差性の研究に密接に結びつけられるようになった。
彼女の最初の調査結果は後になって、シェリー・テイラーとスーザン・フィスクの研
究
(
Shelley Taylor and Susan Fiske
、
1978
)
などによって裏付けられていった。これらの
研究は、他とは違う、目新しい、驚きのある、あるいは際立った刺激が人々の注意
を引くことを示している
*3
。
*2 原注:Hedwig von Restorff, “Über die ...