
事例
もちろん、ドハティのしきい値で規定された時間
(
0.4
秒以内)
よりも処理時間が長
くかかり、簡単には短縮できないケースもあるだろう。しかし、バックグラウンド
で必要な処理が走っている間、タイムリーに何らかのフィードバックを返すことは
できるはずだ。このテクニックはウェブサイトあるいはアプリが実際よりも速く動
いていると認識させるために役立つ。
Instagram
のようなプラットフォーマーが使うテクニックの一例として、コンテ
ンツを読み込んでいるときに、スケルトンスクリーンを表示しておくというものが
ある
[図 10 -2]
。このテクニックでは、ページを読み込み始めるとすぐにプレースホ
ルダーブロックをコンテンツの表示領域に表示することで、サイトの読み込みを速
く見せている。実際の文章や画像が読み込まれるとすぐにそれらのブロックと入れ
替わる。これにより待たされているという印象が和らぎ、実際の読み込みが遅いと
きでさえも、速さや軽さを感じさせることができる。さらに、スケルトンスクリー
ンが各要素の表示領域を事前に確保することにより、読み込まれる際に画面がガタ
つく不快感や混乱を防ぐ。
読み込み時間を最適化する他の方法としては、「ブラーアップ」と呼ばれるテク
ニックが知られている。この手法はウェブでもネイティブアプリでも読み込み時間
をとてつもなく長くする元凶となっている画像に特化した対処法だ。最初に極小サ
図10-2 Instagramのスケルトンスクリーンはサイトを速く表示することに役立っている。
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