
単なる意識づけだけでは、チーム全体のデザインプロセスの中に原則が完全に定
着するところまではいかないかもしれないが、デザインに関する意思決定に影響を
与えられるだろう。次は、これらの原則をどのようにチーム内のデザインプロセス
に役立てることができるのか、またどのように意思決定の中に、より深く組み込む
ことができるのかを見ていこう。
デザイン原則
デザインチームが大きくなるにつれ、デザインについての意思決定は、日増しに
増えていく。多くの場合、意思決定の責任はデザインリーダーシップ
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の範疇とさ
れ、その他多くの責任とともにリーダーの双肩に重くのしかかる。チームの大きさ
が、あるしきい値に達し、デザインにおける意思決定の量がマネジメントできる範
囲を超えると、チームのアウトプットは遅くなり、行き詰まっていくだろう。ある
いは、デザインについての意思決定がチームの個々のメンバーによって勝手に行わ
れることで、品質やチームのビジョン、目標の基準を満たす保証がなくなってしま
うケースも考えられる。言い換えれば、デザインの意思決定者
(ゲートキーパー)
は一
貫性、拡張性どちらの障害にもなりうるということだ。この問題に加えて、チーム
の優先順位や価値観が曖昧になっていくことで、個々のメンバーが自分にとって良
いデザイン
(必ずしも全員にとって良いデザインではない)
を定義するようになってしまう。
実際にそのような現場を見たことがあるし、想像に難くないことなのだが、これは
問題だ。チーム内における良いデザインの定義が、揺れ動く的のようにな ...