
CHAPTER 9
段階的開示はインタラクションデザインのテクニックだ。重要な操作やコンテン
ツのみをデフォルトで表示しつつ、追加の機能やコンテンツに簡単にアクセスで
きるようにしておく。結果、混乱や認知負荷が減ることで、ユーザーが集中しやす
い、よりすっきりとしたインターフェースになる。ドロップダウン、アコーディオン、
またはコンテンツトグルなどは、段階的開示の活用例だ。デフォルトでは非表示の
コンテンツを表示するたびに活用しているといえるだろう。デザインをシンプルに
したいとき、このやり方はとりわけ使い勝手がいい。さほど重要でないアクション、
高度な機能、付随するコンテンツは、次の画面
(ドロップダウン、アコーディオン、また
はコンテンツトグルなど)
に先送りできる。
段階的開示の良い例は、Stripeのウェブサイトだ
[図9-7]
。主要メニューの任意
のアイテムにマウスを重ねると、そのカテゴリーの様々なリンクが表示されるメ
ニューが現れる。Stripeのシンプルなインターフェースでは、コンテンツの山を掘
り返すことなく、パッと情報を流し読みして関連情報を見つけられる。
段階的開示
テクニック
図9-7 Stripe.comのメニューに用いられている段階的開示。
出典:Stripe、2023年
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