
CHAPTER 11
にとって何が良いデザインかを示す価値観として役に立つ。デザインの価値観や目
標を共有しているチームは、その文脈における成功失敗の理解も共有している。そ
うなると、意思決定者はもはやボトルネックではなくなる。デザインについての意
思決定はよりすばやく、より一貫性を持つことになる。そして、チームは共通のマ
インドセットと包括的なデザインビジョンを持つのだ。これが正しく行われれば、
チームにとっての最終的なインパクトはとても大きく、組織全体に対しても影響を
与えられるかもしれない。
次に、どうやってチームの指針となる価値観とデザイン原則を定義していくのか、
そして最終的にそれらが基礎となる心理学的原則にどう結びつくのかを見ていく。
チームの原則を定義する
チームの目標や優先順位を反映したデザイン原則を定義するために、様々な方法
がある。チームコラボレーションやワークショップ運営にまつわる様々な手法を包
括的に見ることは本書の範囲外だが、大まかな流れだけは示しておこう。以下は
チームのデザイン原則を定義するための一般的なプロセスだ。
チームとは誰なのかを特定する
一般的にデザイン原則の定義は、単発あるいは複数回にわたるワーク
ショップの中で行われる。最初のステップとして、参加するチームメンバー
を特定することが必要だ。よくあるやり方は、貢献を望むすべての人、
特に完成した原則によって直接的に影響を受けるであろう人全員に開か
れた状態にすることだ。また、直接的なチームメンバーではないデザイン
リーダ