
CHAPTER 11
ショー・ア ンド・テ ル
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チーム内での意識づけに効果的な他の手法としては、何かを聴衆に見せてそれに
ついて語る演習、昔ながらのショー・アンド・テルが挙げられる。わたしもご多分
に漏れず小学校低学年ではじめてこの活動を経験し、いつも楽しんでいた。小学校
では生徒に人前での語り方を教えるための手法として用いられることが多いが、こ
れはチームメンバーが知識を共有し、学び合うための優れたフォーマットでもある
のだ。
わたしが参加してきたデザインチームは、定期的に知識共有のための時間を確保
しており、この実践から多くの恩恵を受けている。まず、有用な情報を他のチーム
メンバーに共有するのに効果的だ。記憶に残りやすく、情報共有の手間もかからな
い。デザインの新しいテクニックやツールの話から、ユーザビリティ調査での発見
やプロジェクトの振り返りまで、そしてもちろん心理学的な原則の話も、すべての
ことはチームの誰かにとって価値あるものだろう。さらに、ショー・アンド・テルは、
チームメンバーが自らの発言に自信を持ち、その分野の専門家としての地位を確立
する機会として最適だ。また、組織の一員として継続的な学習に貢献し、投資する
ことも促す。これは、対話して知識を紡ぎ出すチーム文化の醸成につながる活動で
あり、わたし自身も含めたチームメンバーにとって重要な意味を持つことだった。
図11-1 「 Laws of UX」のポスターが意識づけの手助けをしている。
出典:Xtian Miller of Vectorform ...