
6.3
実際のユーザーと一緒にテストを計画する
168
被験者が何か思ったことを忘れるかもしれないからだ。最初の印象を聞く最適なタイ
ミングは、最初のタスクが完了した直後だ。
被験者を誘導してはいけない。被験者の自分の言葉で説明させること。もし被験者
が「タスクの最中、アプリに話しかけられたのですか?」と尋ねたなら、あなたはま
ずこう聞く、「あなたはそうしたかったのですか?」。もし被験者が「このタスクは嫌
いでした」と言ったとき、あなたは「えっ、それはあなたが『買い物リストを見せて
ください』と言ったのをシステムが理解しなかったからですか?」と言ってはいけな
い。代わりに、「詳しく聞かせてください」と言おう。話すより聞くことを多く。中
断しても構わない。あなたがメモを取ったりタイプしたりしていると、ユーザーが自
発的に追加情報を話すこともある。
ユーザーテストが始まったら、被験者たちに対して、みなさんはテストされている
のではなく、システムの改善に協力するためにここにいる、ということを改めて伝え
る。フィードバックしたことで嫌な思いをする心配がないことも。被験者が困ってい
ても介入してはならない。ただし、続行不可能なほど苛立っているときは別だ。
定性的質問では、一般にリッカート尺度が用いられる。
Crocker, L
と
Algina, J
に
よるリッカート尺度の使い方に関する優れたガイドラインを以下に紹介しておく。
*7
・説明や質問は現在時制で記述する。
・事実情報あるいは事実情報と解釈されうる文を書かない。