
2.14
曖昧さの回避
58
図
2-15.
Sensely
のアバターは
「少々お待ちください」
と言い、メッセージを表
示して、読み込み中を表
すアニメーションを見
せる
予想される遅延時間が
0
秒から
10
秒までの範囲に渡るケースもある。その場合、
遅延がゼロであっても数秒の遅延を挟むのがよい。なぜなら「少しお待ちください」
と言ったあとすぐに会話が続くと、ユーザーに故障かと思われてしまうからだ。遅延
時間を予想するときは、その予想を裏切ってはいけない。
音声認識処理をしている最中に遅延が発生することもある。多くのデバイスが、ウェ
イクワードの認識には高速なローカル処理を使用し、それ以外の音声をクラウドに
送って処理している。
2.14
曖昧さの回避
ユーザーが提供した情報が不完全でシステムが行動を起こすのに十分ではないこと
がある。たとえば、「スプリングフィールドの天気は?」というように、ユーザーは
複数存在する地名の天気を知りたがるかもしれない。
可能であれば既知情報に基づいて答えを決定し、ユーザーに尋ねないで済ませる。
Amazon Echo
は、設定手順の中でユーザーのホーム位置を指定させる。このため、「天
気はどう?」と尋ねると、
Alexa
は自動的に地元の気象情報を提供する。ホーム位置
情報は、ユーザーが地元以外の天気を知りたいときにも利用できる。たとえば、「ス
プリングフィールド」は国の反対側ではなく、ホーム位置に近い方を選ぶ。
文脈に応じたヒントは他にも使われる。ユーザーがイリノイ州スプリングフィール