
119
4.2
バージイン
ご想像の通り、これでは良い結果につながらない。なぜならシステムはユーザーを
何も助けていないからだ。システムは質問を繰り返しているだけだ。
なぜこの質問に限って
NSP
タイムアウトが多いのか考えてみてほしい。たとえば、
そのユーザーは料金を払おうとしているが、自分のアカウント番号を知らなかった場
合を想像してほしい。彼らに何ができるだろうか?
次は、ユーザーが先に進むこと
のできる例だ。
ISP
の
VUI
:アカウント番号を言ってください。
ユーザー:[沈黙]
ISP
の
VUI
:
すみません。聞き取れませんでした。お客様のアカウント番号は請
求書のいちばん上に書かれています。番号を言うか、入力するか、
あるいは「わかりません」と言ってください。
ユーザー:わかりません。
ISP VUI
:わかりました。代わりにお客様の電話番号または住所からお調べします。
この例の良いところはどこだろうか?
まず、アカウント番号は請求書があればそ
こに書いてあることをユーザーに教えている。次に、アカウント番号を知らないとき
や見つけられないときに別の方法で先へ進めるようにしている。
4.2.4
話が長すぎる
頻度は少ないが、もうひとつ存在しているタイムアウトは話しすぎ(
TMS
:
Too
Much Speech
)によるものだ。これは、ユーザーが通常なら終端検出タイムアウト
が起きるような空白を開けることなく、非常に長い時間話し続けた場合に起きる。一
般にほとんどのシステムはこの状況に対応する必要がない。ユーザーはどこかでひと ...