
133
5.1
音声入力に応じた分岐
この場合、ユーザーの返す応答は会話の後続部分にとって重要ではないので、一般
的な応答をしておくのが適切だ。
もうひとつの方法は、そのユーザーの応答をあとで誰か(たとえば医者)が聞くと
いうことを相手に知らせることだ。
バーチャル看護師:頭痛の今の症状を教えてください。
ユーザー:はい、夜始まって
2
〜
3
時間続いています。
バーチャル看護師:わかりました。お医者様に伝えておきます。
これは情報を自然に、そして会話的に取得する優れた方法だ。
VUI
が会話の内容
を直接扱わない場合にも有効だ。その場合、この情報を誰が確認するのかをユーザー
が明確に知っていることが重要で、さもないと信用を裏切ることになる。
5.1.3
入力のカテゴリー分け
場合によっては、ひとつのカテゴリーに特定の項目を入れるよりも、「良い」と「悪
い」、あるいは、「嬉しい」と「悲しい」のように幅広いカテゴリー分けの方が望まし
いこともある。その場合、探すべき応答は個々の項目ごとにではなく、カテゴリーに
対してマッピングする。
気分はいかがですか?
・嬉しい:嬉しい、幸せ、すごくいい、ワクワクしている、良い
・悲しい:悲しい、落ち込んでいる、悪い、楽しくない、落ち込んでいる
VUI
はこれらを個別の項目としてではなく、カテゴリーとして扱うことができる。
バーチャルコンパニオン:気分はどうですか?
ユーザー:ええと、実は少し落ち込んでいます。
バーチャルコンパニオン:それは残念です。何か話したいことはありますか?