
5.1
音声入力に応じた分岐
134
バーチャルコンパニオンは、「落ち込んでいるみたいですね」とは言っていないこ
とに注意されたい。この場合、ユーザーの落ち込んだ気持ちの表現を正確に確認する
必要はない。ただ受け入れて返事をするだけでよい。
5.1.4
ワイルドカードと論理的表現
特定のキーワードやキーフレーズに注目することは非常に大切だが、
NLU
(自然
言語理解)の次の段階にレベルアップするためには、より複雑な仕様に対応すること
が有効だ。ワイルドカードを使うことで、個々に指定することなく特定の単語群をま
とめて指定できるので、柔軟な対応が可能になる。
ワイルドカードを使えば、同じ単語を繰り返し指定することができる。
・私のコンピューターは本当に
*
遅い (「 私のコンピューターは遅い 」「 私のコン
ピューターは本当に遅い 」「 私のコンピューターは本当に本当に遅い 」)
(訳注:「 本当に」という言葉をワイルドカードとして指定している)
論理的表現によっても、認識精度を高めることができる。たとえばコンピューター
の問題を抱えているユーザーを助けるために技術サポート
VUI
を作っているところ
を想像してほしい。あなたは次のようなキーフレーズのリストを作るところから始め
るかもしれない。
・ブルースクリーン
・インターネットにつながらない
・パスワードを忘れた
・プリンターで印刷できない
あなたはすぐに、この種の問題を表現する方法には実にさまざまな種類があり、全
部を書き出すことは膨大な作業になると気づくだろう。しかし、そこには ...