
68
2.16
アクセシビリティー
その他のタイプのアクセシビリティー
Google
のアクセシビリティー・エバンジェリスト、
Sara Basson
と、
VUI
デザイナー、
Nandini Stoker
のふたりが、アクセシビリティーのための
VUI
についてそれぞれの
思いをつづってくれた。
私たちは「障害」と聞くと、運動障害や視覚障害、聴覚障害など判断しやすい「目
に見える」ものを思い浮かべがちだ。しかし、認識障害のように目に見えにくい障害
もある。
ADHD
(注意欠陥多動性障害)をはじめ、失読症や自閉症スペクトラムなど
の知的障害もそうだ。「目に見える」障害だけでも種類は多く、さまざまなレベルの
聴覚喪失やカーパルトンネル症候群、筋力低下などの運動障害も含まれる。統計によ
ると世界人口の
15
〜
20%
が何らかの障害を持っている。これは、
VUI
をデザイン
するうえで真剣に考慮すべき人数であることは間違いない。これは障害者の比率が高
いからだけでなく、それが正しい行動だからでもある。
入出力に音声を用いるシステムを作ることは、視覚あるいは運動に障害のあるユー
ザーの自立を助ける選択肢になる可能性がある。視覚障害のあるユーザーは音声コマ
ンドの使えるシステムを使いやすく感じるかもしれない。もうひとつのインター
フェースが音声フィードバックのないタッチスクリーンだったならなおさらだ。音声
入力があることによって、小さな画面を操作するのを面倒に感じていたユーザーの利
便性が高まる。音声による出力も、テキストのみの出力と比べて視覚障害ユーザーに ...