
2.7
会話マーカー
38
プログラムすることもできる。
ま た 、ユ ー ザ ー の 答えを理解できないような反語的な質問をしてはいけない。オフィ
ス用チャットツールの
Slack
で動くチャットボット「
Howdy
」の共同創立者、
Ben
Brown
は 、ボ ット が 反語的な質問をするのを禁止しなければならなかった。なぜなら、
「ボットがただ儀礼的に言っただけなのに、人間は答えようとするから」だという。「自
分のウェブページに入力フォームを貼り付けておけば、人は入力したくなるものです」
*4
もうひとつ、順序交代のルールに反するのが、システムが話し終わる前に質問する
ことだ。たとえば、
IVR
にこんなやりとりがよく出てくる。「もう一度聞きたいですか?
『はい』か『いいえ』または『もう一度』のいずれかで答えてください」。ユーザーは
よく「もう一度聞きたいですか?」といった質問が終わるや否や話し始めてしまうが、
それがユーザーのいら立ちの原因となりかねない。なぜならユーザーはシステムが話
している最中に応答することができないか、あるいはシステムが次の文を話し始めた
とたんに割り込んで、システムが話すのをやめた結果、システムが処理しようとして
いる流れを中断させることになるからだ。優れたプロンプトのデザインと、非常に注
意深いボイストレーニングを行うことで、うまくいく場合もあるが、一般的には、指
示を最初に、質問を最後に持ってくることで問題を回避すべきだ。
コマンド制御型と会話型を相互に切り替えるとよい場合もあるが、このやり ...