
6.2
ユーザーとユースケースの背景調査
162
もし読者が別のタイプのユーザビリティーテストを実施した経験があり、本章の
VUI
に特化した部分に直行したければ、
173
ページの「注目すべきこと」から読み進
めてほしい。
6.2
ユーザーとユースケースの背景調査
どのタイプのデザインでもそうだが、ユーザー調査は早い段階で行うことを強く推
奨する。ユーザー調査の基本原理についてはいくつか概説するつもりだが、この話題
に特化した資料を合わせて読むことで、もっと詳しく学ぶことができる。また
O'Reilly Media
がユーザー調査のチュートリアルビデオをオンラインで多数公開して
いる(
https://player.oreilly.com/videos/9781491951552
などを参照されたい)。
車輪の再発明をしない
調査フェーズで最初に考えるべきなのは、開発しようとするものと類似するものが、
別の形ですでに作られていないか、という問題だ。たとえば、既存のウェブサービス
のモバイルアプリを作ることがあるかもしれない。既存のウェブサービスなどを調べ
て、何がうまくいっているか(または、うまくいっていないか)を知ることは重要だ。
VUI
システムに関して言えば、類似する機能を持った自動音声応答(
IVR
)システム
がすでに存在していることはよくある(
DTMF
[プッシュホンでボタンを押すごと
に発信する音の信号のこと。
Digital Tone Multiple Frequency
]のみか、あるいは音
声対応も含んでいるものもある) ...