
46
2.8
エラーハンドリング
することによって、この問題を回避することができる(
N-best
リストというのは、
ASR
ツールが返す認識結果候補の上位からなるリストのこと。
N-best
リストについ
て
4
章で詳しく説明する)。
2.8.5
プロンプトをエスカレーションする
音声による入力が予測される場合(かつアプリとやりとりする主要な方法である場
合)によく使われる戦略は、エラーに合わせ、プロンプトをエスカレーションすると
いうものだ。次の簡単な例では必要な情報が何かをユーザーに思い出させている。
お天気アプリ:天気を調べます。州名と都市名をどうぞ。
ユーザー:えーーーと、
Springfield
です。
お天気アプリ:すみません。聞き取れませんでした。都市と州の名前を言ってく
ださい。
ユーザー:ああ、
Springfiled
、
Minnesota
です。
エラーに応じてプロンプトをエスカレーションさせる方法のひとつは、たとえば口
座番号の記載場所を教えるように、必要であればユーザーの助けになる、より詳細な
情報を提供するというものだ。あるいは、会話が何ターンか続けて失敗したときには、
ボタンを押す、あるいはドロップダウンリストを使うなど、別のモードのコミュニケー
ション方法を提案することもできる。
次の例では、フライト検索アプリで、ユーザーは番号を入力するのだが、それは予
約確認番号であって、フライト番号ではない。フライト番号を再度質問するだけでな
く、システムはユーザーにフライト番号の書式を説明する。
航空会社アプリ ...