
5.
ハードウェアで遊ぶ
/ Fun with Hardware
真空調理と食品安全
真空調理法では、驚くほど柔らかいチキンや完璧な半熟卵、そしてジューシー
なステーキを作ることができる。しかし適切に調理しなければ、ありがたくな
いバクテリアの増殖に格好の培地をも作り出してしまう。真空調理を行う際に
気を付けるべき事柄は以下のとおりだ。
真空調理法では低温の加熱を行うので、「
40
〜
140
℉
/ 4
〜
60
℃危険ゾーン」ルー
ル(
181
ページを参照してほしい)や、そこから派生する「汚染されている
可能性のある食品は、すべてパスチャライゼーションしなくてはならない」
というルールに違反する可能性がある。肉は、食感の点では火が通った(ミ
ディアムレアでタンパク質が変性した)状態に調理されているが、十分にパ
スチャライゼーションされる(すなわち、十分な数のバクテリアや寄生虫が
生き延びられなくなる)時間だけ、その温度に保持されていないこともあり
得る。真空調理法では、保持時間に気を配って正しく食品をパスチャライゼー
ションすること。ハンバーガーを完璧なミディアムレアに調理し、その上正
しい保持時間でパスチャライゼーションすることは可能だ。
パスチャライゼーションは、瞬間的なプロセスであるとは限らない。低い温
度で調理する場合には、食品を十分に長い時間だけその温度に保持してバク
テリアを適切に減少させなくてはならない。鶏の胸肉を
165
℉
/ 74
℃まで加
熱せよというガイドラインは、保持時間に依存しないため理解しやすい上 ...