March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| ピーター・ゲーツウーヴェ・シルマー | ![]() |
「スクラムとしては、これで正しい?」 よく尋ねられる質問だ。たいてい、そのあとにチームの具体的なプラクティスの説明が続く。質問者は、スクラムを正しく(スクラムガイドのとおりに)できているかを知りたいのだ。
もちろんこの質問は有効だが、なぜこの質問に至ったのかを考えてみたい。チームや組織は、スクラムの仕組みに気を取られ、本当の目的を忘れがちだ。顧客、ステークホルダー、自分自身への価値を生み出し、価値を改善すること。普通はこれが目的だ。
誤解しないでほしい。スクラムガイドは重要だ。スクラムガイドには、複雑適応系の問題解決、人の働き方についての中心的な要素が書かれている。私たちは、スクラムガイドを真摯に受け止めている。スクラムガイドのおかげで、自分たちの問題を創造的かつ協調的に解決することに集中しやすくなるからだ。単にスクラムガイドを読んでそのまま適用する以上のものが手に入るのである。
スクラムの存在理由は1つだ。「各スプリントの終了時にリリース判断可能な「完成」したプロダクトインクリメントを届けること」(https://scrumguides.org)だ。スクラムのすべての要素は、これを助けるためにある。役割は、関わる人たちの説明責任を分解して、共有できるようにする。作成物は、リリース可能なインクリメントを漸進的かつ反復的に届けるための最低限の透明性を確保する。イベントは検査と適応の機会で、作成物から得られた情報を集め、さまざまな関心領域のフィードバックのリズムを作る。このリズムがスクラムチームの仕事の流れを改善する。 ...
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