March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| ラルフ・ヨチャムドン・マクグリール | ![]() |
ほとんどの会社にはビジョン、マーケットトレンドの予測、新規顧客の獲得戦略、既存顧客の維持戦略があるだろう。スクラムを使っているほとんどの会社は、プロダクトを開発、リリース、保守する経験豊富な従業員を抱えている。理論上は、素晴らしいスクラムチームによって実行される素晴らしいビジネス戦略が成功をもたらす。だが、現実はそんなことはまれだ。
原因を詳しく見てみると、スクラムマスターのスクラムに対する態度に課題があることがわかる。内側を向いて、開発チームだけにフォーカスを置いているスクラムマスターが多いのだ。機能横断チーム、チームビルディング、技術選択、開発プロセスに重点を置き、外部の影響から開発チームを守ろうとする。それらはもちろん大事なことだが、スクラムをチームのプロセスとしてしか適用せず、会社のビジョンやプロダクトの戦略とのつながりを軽視してしまうと、組織的断絶を生むことになる。『The Professional Product Owner』(Pearson、2018)という本で、私たちはこの断絶をプロダクトマネジメントのすきまと呼んでいる。
すきまは、自分でそれを埋めようとする。積極的に対処しない限り、プロダクトマネジメントのすきまは、ドキュメント、マイルストーン、プロジェクト検証など、プロセス関連の作成物で埋め尽くされる。これにより、活動基準による、ドキュメント中心で受け渡しの多いシーケンシャルなプロセスができ上がる。結果として、時間、理解、そして品質が失われる。このプラクティスの中心にはプロセス適合性があるため、間違った質問に対する答えを求めようとするようになる。予算どおりか? 納期どおりか? ...
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