March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| クリス・ルカッセン | ![]() |
スクラムでやるのではなく、スクラムであるようにするのは、多くの組織にとって困難が伴う。その困難さは、柔道のようなスポーツをマスターすることに似ている。組織が規律や習慣を身に付けるのに役立つ方法を道場(武術の稽古場)から6つ学んでみよう。
変化に必要な規律は個人のモチベーションから始まる。個人の価値観とスクラムの価値観をつなげよう。個々のふるまいを観察し、有効だったか、そうでなかったかを確かめよう。スクラムのどのプラクティスが人気がないかを調べ、不満を取り除くために実験しよう。必要なトリガーは変化に対するオーナーシップにある。
武道は技量ではない、生き方なのだ。
――マルコ・ボルスト
人はやり方を学ぶために行動を起こすことで、モチベーションをあげられる。柔道には学びのための2つのテクニックがある。形(定められた状況での技能のトレーニング)と乱取り(より実戦に近い状況での技能のトレーニング)だ。ビジネスでは、トレーニング(形)をやっただけで、新しい技能を古い現場で試そうとしていることが多い。実践的な練習(乱取り)が足りていないのだ。
新しいふるまいが根付くには、実践的な方法で技能をトレーニングする必要がある。現実に即した環境でやり方をマスターできるようにしよう。
誰もが認められ、尊敬され、ほかの人とつながりたいと望んでいる。スクラムチームのなかでもそうだ。だがスクラムはチームレベルに限られるものではない。組織全体に根付かせたいものだ。人がつながることで、さらに広がっていく。眉を上げる、口角を上げる、小さくうなずくことが、タウンホールのスピーチよりも影響を及ぼすことがある。 ...
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