25意思決定ロジックの先頭は顧客フォーカスにしよう
| ミッチ・レイシー | ![]() |
小うるさく聞こえるかもしれないが、ほとんどの会社の文化は最近、個人に焦点を当てすぎだ。最大の問題は、みんなが自分のニーズを満たすのに忙しく、自分のアイデアを売り込もうとしていて、組織が顧客の声を聞けていないことである。顧客が何を望んでいるのかを知らなければ、ビジネスは失敗する。顧客のことを考えるためには、ビジネスリーダーは顧客との関わり方について新しいルールを導入する必要がある。
新しいと言ったが、ルールは以前からあったものだ。私はずっとサッカー(ほかの国だとフットボール)をしている。小さい頃、選手の関心は誰がいちばん点を取ったかで、勝敗はあまり気にしていなかった。だが、歳を取るにつれて逆になった。チームが勝てば誰が点を取ったかは気にしない。
スクラムチームには、成功しているスポーツチームと共通する特徴が1つある。チームとして勝ったり負けたりすることだ。スクラムチームが勝つには、顧客に価値を届けるしかない。だからこそ、自分が関わってうまくいったスクラムでは、意思決定ロジックの先頭を顧客フォーカスにしていたのだ。友人であるマイクロソフトのスコット・デンスモアとブラッド・ウィルソンは、うまくいく意思決定過程を形にした。
次の順番で、誰にとって最適なことをするか考える。
- 顧客
- 会社
- グループや組織
- チーム
- 個人
このマインドセットを醸成するには、チームメンバーはまず説明責任について学習しなければいけない。説明責任とは、他人を責めるほうが簡単なときでも、自分の過ちは自分で担うことである。私の息子が説明責任を理解したのは、ある日宿題を学校に忘れたときのことだった。私は、宿題を取りに息子を学校に連れていくのを拒んだ。息子は私に激怒し、すべて私のせいだと言っていた。だが、私は自分の立場を貫いた。一時的な恥ずかしさから救うことよりも、過ちを認める方法を学ぶほうが重要だと知っていたからだ。同じように、チームがスプリントを乗り切ろうとして奮闘しているときに、「自分の仕事は終わった」と自己満足して座っているような開発者には、チームへの説明責任を果たせるようになるための厳しい戒めが必要だ。 ...
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