28専門分化は昆虫のためにある
| ジェームズ・コプリエン | ![]() |
ロバート・ハインライン(https://oreil.ly/qmZ3g)は、専門分化についてこう言っている。
人間は何でもできるべきだ――おむつを取り替え、侵略をもくろみ、豚を解体し、船の操舵を指揮し、ビルを設計し、14行詩を書き、貸借を清算し、壁を築き、骨を継ぎ、死にかけている者をなぐさめ、命令を受け、命令を与え、協力し、単独でも行動し、方程式を解き、新しい問題を分析し、肥料をまき、コンピューターをプログラミングし、うまい食事を作り、能率的に戦い、勇敢に死んでいく。専門分化は昆虫のためにあるものだ。
「クロスファンクショナルチーム」(https://oreil.ly/6Ssvu)は人気のスクラムパターンだ。だが、間違って理解されている場合も多い。個々のメンバーが、それぞれ何でもできなければいけないと思っているようだ。誰かの固有スキルに対する依存のために仕事が止まるのを防ぐには理想的な状態だが、現実的でないと考える人は多いし、トレーニングの面でもコストがかかりすぎる。クロスファンクショナルチームとは、プロダクトを効率的に作るのに必要なスキルをチーム全体として備えるという意味だ。
スクラムは、なぜこのようなクロスファンクショナルな仕事のコミュニティを要求するのだろうか? 第1には、変化を扱うためだ。UXデザイナー、テスター、プログラマー、データベース担当者の数を仕事の量に合わせて正確に見積もれるだろうか。専門分化したスキルに対する要求量は、スプリント中でも、スプリント間でも変化する。リスクを減らすには、メンバーはちょっと多いくらいでいい。第2に、代替の効かないスキルを持つ人間が過負荷になったり、病欠したりした場合に、チームの仕事が止まらないようにするためだ。第3に、状況は変化するからだ。今日のマーケットに必要とされるスキルがあっても、明日には違うスキルが必要になるかもしれない。チームメンバーを今知っていること、過去にやったことで雇用すべきではない。これから出てくる知識を獲得し、適用できるかで雇用しよう。 ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access
