March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| マイケル・スペイド | ![]() |
スクラムでは、チームは自己組織化していることになっている。だが、自己組織化とは実際には何を意味するのだろうか? 自己組織化は、自然(化学、生物学)にもコンピューティング(ロボティクス、AI)にも現れる。
Wikipediaにはこうある†1。
元々秩序のないシステムから、構成部分の局所的な相互作用の結果、ある種の秩序が生み出されるプロセス。外部エージェントからの制御を必要としない。生成された組織は完全に分散しており、システム全体に広がっている。生成された組織は頑強で長生きなことが多く、自己修復能力を備えることもある。
自己組織化とは「何をやってもよい」という意味ではない。プロとしての自由度を持つ集団がコラボレーションできるような制約があるときに生まれることが多い。詳細なプロセスルールやタイトな調整がなされたスケジュール(プロジェクト計画など)といった制約が多い場合、知的な反応ではなく、(これまでのウォーターフォールプロジェクトで見たような)官僚的な反応を引き起こす。少数のシンプルな制約があるとき、たとえば長年の経験から得られた制約とほんの少しの知恵が合わさったとき、素晴らしい自己組織化が出現する。
スクラムチームにとって、自己組織化への制約は19ページのスクラムガイドだけだ。スクラムガイド自体も経験の産物で、おそらく何千回もの繰り返しの結果生まれたものだ。チームが、 ...
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