March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| ユッタ・エクスタイン | ![]() |
あなたはスプリントがスクラムの中心であることに気づいていることだろう。スプリントは4週間までの短いサイクルだ。スクラムを使っているチームはみなスプリントで仕事をする。
残念ながら、単にチームがスプリントで仕事をしているだけの組織もある。チームが取り組む仕事は、あちこちからやって来るランダムな仕事で、スプリントは単に切り離されて隔離された時間のかたまりにすぎないのだ。チームはスプリントを目的意識を持って進めるのに役立つ方法と捉えるのではなく、ランニングマシンのように捉えている。このようなチームが直面する問題の1つに、自分たちの仕事の最終的な目的や全体的な目的、もしくは方向性をチームが知らないことが挙げられる。知っているのは、スプリントで何が期待されているかだけだ。だが、全体的な目的を知らなければ、どのスプリントも無意味になって、ランニングマシンになってしまう。あるチームメンバーはこれを「無限スプリント」と言っている。この過激な発言は、スプリントの計画もなく、結果の計測もないことを物語っている。スプリントが単なる何かをするための時間の箱になっているのだ。
だが、スプリントを計画せず、あとで計測もしていないなら、プロジェクトの状態は決してわからない。学んだこと(たとえば、スプリントでどれくらい達成できるか)を全体の目標に結び付けることもできない。そのため、全体の目標に到達できそうかどうかは、最後の最後にしかわからなくなる。 ...
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