March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| 平鍋 健児 | ![]() |
スクラムに日本から与えた影響として、野中郁次郎と竹内弘高による論文『The New New Product Development Game』(Harvard Business Review、1986、https://oreil.ly/kBq_y)がある(以下、NewNew)。この論文自体は、日本の80年代製造業のイノベーション(新製品開発)のためのチーム作りやプロセスを組織研究したものだ。スクラムという名前がこの論文から取られたこともあり、野中郁次郎は「スクラムの祖父」(Grandfather of Scrum)と呼ばれる。
NewNew には、以下のような図が出てくる。この図の持つ意味を3つ考えてみよう。
この論文の副題は、「Stop running the relay race, and take up rugby(リレーをやめてラグビーを始めよう)」であり、役割やフェーズを分割して成果物リレーでゴールに向かうのではなく、さまざまな職種の人が一丸となってラグビーのようにゴールに向かうことを述べている。上図のType Aは、開発をフェーズに分け、各フェーズの出口で得られた成果物を次の担当組織へと渡している。これがリレー型だ。対して ...
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