March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| ジュディー・ネーアー | ![]() |
ハッカー†1とは、ハイテクのサイバーツールとソーシャルエンジニアリングの組み合わせで、他人のデータに不正にアクセスする者のことである。
――ジョン・マカフィー
[†1] 訳注:かつては悪意のある行動をする人をクラッカー、深い技術知識をもとに問題解決する人をハッカーと使い分けていたが、最近ではブラックハッカー、ホワイトハッカーという用語で区別する動きが増えつつある
歴史的に見ても、ソフトウェアプロダクトの開発チームは、フィーチャーの開発やリリースに集中しがちだ。セキュリティはいつ考えるかというと、通常はリリースの直前だ! このタイミングで、穴を塞いで貴重なデータを敵から守ることを考え始めるのはちょっと遅い。
だが、実際のところ、誰が私たちの敵なのだろうか? 彼らは何が欲しいのだろうか? 何が彼らを駆り立てるのだろうか?
そこで「攻撃者向けのユーザーストーリー」の出番だ。攻撃者向けのユーザーストーリーによって、私たちは敵や攻撃者の気持ちになれる。攻撃者向けのユーザーストーリーを使うことで、彼らの立場になってプロダクトを見て、いちばん貴重なリソースであるデータにアクセスする動機をブレインストーミングできる。
攻撃者向けのユーザーストーリーを詳しく見ていく前に、機能的に対となるユーザーストーリーについて見てみよう。
マイク・コーン(https://oreil.ly/2PL6i)によると、ユーザーストーリーとは次のようなものだ。 ...
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