March 2021
Beginner to intermediate
288 pages
5h 8m
Japanese
| マーカス・ガートナー | ![]() |
開発チーム単体でなくプロダクト規模でスクラムを適用するとなると、スクラムガイドにはほとんど指針がない。大部分が1チームでのスクラムに焦点を当てているように思えるのだ。ヒントになるのは唯一プロダクトバックログについてのセクションだ。
複数のスクラムチームが同じプロダクトの作業をすることがよくある。そうした場合、プロダクトの作業は1つのプロダクトバックログに記述する。また、アイテムを分類するための属性をプロダクトバックログに追加することもある。
つまり、複数チームにおいても、1つのプロダクトバックログを使用することが推奨されているのだ。1つの同じプロダクトに従事する「複数のスクラムチーム」以外に、プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスターといった役割については何も触れられていない。
だが優先順位はどうすればよいだろうか? スクラムガイドを文字どおり取るなら、プロダクトに従事するスクラムチームにはそれぞれプロダクトオーナーがいるか、もしくは、全チームのプロダクトオーナーを同じ人がやる場合があるだろう。
一般的には、これが「複数のスクラムチーム」と「複数チームによるスクラム」の違いだ。
「複数のスクラムチーム」は一般的に、それぞれの開発チームに1人のプロダクトオーナーがいるが、プロダクトバックログは1つだ。つまり、プロダクトオーナーの役割にあたる人たちがそれぞれの優先順位について互いに調整し、プロダクトのために取り組むべき最も価値のあるアイテムを見つけ出す必要があるということだ。 ...
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