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本章では見るからに単純な疑問「ソフトウェアチームを配置するのに、一番使いやすいオフィス空間
のレイアウトは何か?」を取り扱います。直感的に私たちは、ソフトウェアチームのメンバーどうしの
空間と距離とアクセスしやすさが、プロジェクトの調子を決める要因だと知っています。パーティショ
ン、遠隔勤務、大部屋――これらを始めさまざまなレイアウトは、それぞれ一定の種類の交流を促進し、
同時に別の種類の交流を抑制します。極端な場合として、遠隔地に分散したチームでは、チームの交流
が電子的コミュニケーションのみにほぼ制限されます。しかし私たちは、チームメンバーが同じ都市に
住んでいて同じビルで働いている時でさえ、そのオフィスのレイアウトがチームの能率に影響を及ぼす
ことを知っています。だとすれば、本当のところ、オフィス空間のレイアウトはどのくらい重要なので
しょうか?
また、私たちの働く空間をデザインする最良の方法について、現在分かっているエビデン
スは私たちに何を教えてくれるのでしょうか?
閉じるドア(個室)
最初に、わら人形の議論からはじめましょう。ソフトウェア開発者たちの職場の機能アップに使われ
るお金は、無駄なお金です。閉じるドアの付いた個室と切ることのできる電話を持つことを主張する開
発者は、決して満たされることのない甘やかされ過ぎのプリマドンナです。それぞれに快適な個室を与
えたら(それにしてもその空間とお金は一体どこから来るのでしょう?)、次は簡易キッチンの不満、そ
して屋内の駐輪場がないとか、モニタに窓の光が映るとか、言い出します。やがて必ず、有機農法の地 ...